国際野外の表現展2017-18

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国際野外の表現展2017-18 開催要項


開催要項 表
2017-18リーフレット
(pdfファイル28mb)
  開催要項 裏
2017-18リーフレット
(pdfファイル19mb)




1.名称 国際野外の表現展2017-18 
International Openair Expressions 2017-18
  • 国内外から集まったアーティストたちの里山空間に表現された作品を通じて、現代社会が直面する様々な問題を顕かにするとともに、地域に潜在する固有の魅力を顕在化させる。
  • 比企丘陵とその周辺空間は秩父の山並みを背景に東京首都圏へせり出した自然のアートステージ。
  • この自然と歴史が豊かに息づく里山空間をアートの発信拠点に位置づけよう。

2.主催 国際野外の表現展実行委員会

3.協力 東京電機大学理工学部 他

4.後援 埼玉県・埼玉県教育委員会・東松山市・鳩山町

5.会期 ○交流期間:2017年9月25日(日)~11月30日(木)
○作品展示期間:2017年12月3日(日)〜2018年7月31日(火)
○アーティストプレゼンテーション・レセプションパーティー:2017年12月2日(土)
  • 作品は交流期間中に順次設置、現地制作、展示され、作品の情報はWebサイトのアートマップ上で更新される。出品作品が出そろった後アートマップを作成し各拠点に配置する。
  • 一部の耐久性の乏しい作品、やむを得ない事情が生じた作品は会期中であっても展示が中止されることがある。
  • 交流期間中は、制作の過程を体験したり、作家と市民・学生が交流し、アートリテラシーの向上を図る。

6.会場 東京電機大学鳩山キャンパス

比企丘陵の一角を占める東京電機大学鳩山キャンパスと周辺地域には、森、丘、池、谷、広場など表情豊かな里山空間がある。


7.趣旨 国内外でサイトスペシフィックアートを展開しているアーティストたちのアート力を活用し、地域社会に潜在する固有の魅力を顕かにする。併せて、アーティストと市民、学生の交流を通じ、国際的なアートボランティア育成を展開するとともに、NPO活動とも協働しながら豊かな地域社会の創造に寄与する。

8.テーマ 「サイトスペシフィックアートと地域創造」

9.目的
  1. サイトスペシフィックなアート表現を通じ、地域に潜在する固有の魅力を顕在化させる。
  2. 市民・学生とアーティストの国際的な交流の場を設ける。
  3. 里山空間でアート作品に遭遇することにより、アート作品のメッセージを感受するよろこびを体感してもらう。
  4. 国際的なアートボランティア活動を促進する。
  5. NPO活動と協働し、地域固有の資源発掘に寄与する。

10.企画事業
  1. アーティストプレゼンテーション:映像を使った自身の作品紹介。
    ※出品作家全員参加。作品の趣旨、テーマ、制作過程、背景などを一般の人々にわかりやすいように説明する。
  2. 小作品展:作家の制作コンセプトが凝縮した小作品の展示。
  3. Webサイト:http://www.ioe-hiki.com facebook 国際野外の表現展
  4. 記録冊子出版。
  5. アート Map を作成。
  6. アートウォーク&トーク:作品を巡回しながらアートについて語り合う。

11.資金
  • 国際野外の表現展サポート協議会を通じ、企業協賛、個人協賛を広く募る。
  • 国・県・民間財団に助成を申請する。

12.出品作家 [海外作家]
フリーダ・カーノ Frida.CANO (Mexico)
ミック・ロルッソ Mick LORUSSO (USA/Italy)

[国内作家]
秋山秀馬 AKIYAMA Shuma
赤松功 AKAMATSU Isao
東京電機大学岩城研究室 TDU IWAKI Laboratory
木村勝明 KIMURA Katsuaki
児玉士洋 KODAMA Shiyo
根木山和子 NEGIYAMA Kazuko
沼田直英 NUMATA Chokuei
中沢知枝 NAKAZAWA Tomoe
長田淳一 NAGATA Junichi
野口栄一 NOGUCHI Eiichi
間地紀以子 MACHI Kiiko
望月月玲 MOCHIZUKI Getsurei
山崎美樹 YAMAZAKI Miki
吉田佑子 YOSHIDA Yuko

13.国際野外の表現展サポート協議会

支援者が会員となった本展の母体団体。

14.事務局 〒355-0051 埼玉県東松山市白山台15-19 小野寺優元 方
TEL/FAX:0493-35-4506

15.Webサイト http://www.ioe-hiki.com/

16.Facebook @ioe2016




『人工知能のアルゴリズム』

小野寺 優元

 2045年。人工知能は人間の頭脳を超えるという予想があります。これを人間社会で将来予想される大変革を視野に入れ、現代社会の再考を促す言説ととらえ、この29年先の展望台から、「サイトスペシフィックアート」を主題として東京電機大学 埼玉鳩山キャンパスの森の中で開催されている国際野外の表現展の意義について遠望してみたいと思います。

 産業革命以降、人間社会は科学技術を発展させ、様々な肉体労働から人間を解放してきました。現在の私たちの仕事の多くが人工知能を装備したロボットによって代替されてしまう2045年社会における人間がなすべき仕事とはどのようなものなのでしょうか。人間は長年にわたり可能なかぎりの試行錯誤を重ねてきました。そしてそこで得られた経験値はビックデータとしてクラウドに蓄積されています。人工知能は、市場、需要、不動産価格、外国為替などの予測や様々な因果関係を解明するとき、クラウドに蓄蔵された多量なデータを超高速で解析し、各々の問題を安定的かつ高い確実性をもって判断します。このような人工知能は、その中枢にアルゴリズムという問題を解決するための定理を備えているのです。

 ここで仕事(work)の対義的な意味であるplayという概念を〈前向きに、束縛を取り払って心を解放すること〉という意味に限定すると、playは人間に喜びを与えたり、創造性を追求したりするなど、効率を求めない行為であり、人工知能の目指す方向とは異なる行動であることになります。人間の頭脳には、未だ十分に解明されていませんが、人工知能のアルゴリズムとは全く異なる、合理性や効率を求めない問題解決定理があるとされ、その定理が人間の精神活動や心のあり方を支配し、playや芸術とりわけアートの表現はこの未知のアルゴリズムに依拠した営為であり、人間性の本質を求める広大なフィールドを一歩一歩探険していくアーティストのイメージが浮かんできます。

 サイトスペシフィックアートは、その〈場:サイト〉に付着しているその場所固有の歴史、文化、風土さらに具体的には伝承、信仰、暮らし、祭り、地形、水脈、風向、植生、土壌といった大地に積層した情報をアーティストが受信し、自らの心の奥底に染み付いて離れないオブセッショナルな感性で解読し表現するアートです。このように判断の根拠となるデータの在り処が、文字どおり雲と大地と全く異なるサイトスペシフィックアートは、人工知能にとって解析不可能な存在だと思われます。人工知能は人間社会を表面的に安定した社会に近づけることは可能でも、人間の心の満足や豊かな精神活動をもたらしてくれるとは思えない点は、どこか現代の利便性追求の象徴であるコンビニエンスストアの存在と似ているような気がします。

 2045年という近未来の特異点から現代を見たとき、人間がすべきことの最も基本的なことは、様々な他者からの桎梏に苛まれながらも、思考を停止しないことです。私たちが、アート作品に潜在するアーティストの個人としての思考過程を観得し、その思考を自らの心の奥底に導き、それによって新たな視座や思想がかたちづくられたとき、私たちの心は充実し、アートは役割を果たしたことになります。本来的に非効率なアルゴリズムに基づく精神活動というものがその存在の大きな部分を占める人間という生物にとって、人工知能が関与する仕事は表層的なものに限られるでしょう。そして人工知能の能力が発達すればするほど、人工知能とアートの差異は拡大し、アートの存在意義は高まると思われます。人間という生物の能力や機能のうち、感性だけが年令を重ねても敏感になる可能性を持っています。人工知能から非効率でおろかな存在と白い目で見られる人間にとって、アートは不可欠で有意義な存在と位置づけアートを楽しんでもらいたいと思います。

 最後になりましたが、「国際野外の表現展2016‐17」の開催にあたり、多大なご支援とご協力を賜りました関係各位に対し、心より感謝申し上げます。






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